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西洋中世の教育史、宗教社会史を研究しています梶原洋一(かじわらよういち)のページです。

プロフィール、近況のほか、研究成果などもご紹介していきたいと思います。

(お急ぎの方はホームの右側中ほど"Éléments de base ―基本情報"をご覧ください)



2010/02/10

6. 歴研ヨーロッパ中世史・近世史部会2月例会

世話役の一人をさせていただいております研究会のお知らせです。
報告者の方は大学院の先輩で、ドイツ留学での成果を披露してくださる予定です。
入場無料、事前連絡不要ですので、ご関心をお持ちの方はぜひお越しください。

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歴史学研究会ヨーロッパ中世史・近世史合同部会
2月例会開催のお知らせ
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日時:2010年2月13日(土)午後15:00~18:00
場所:早稲田大学  14号館 804会議室
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

報告者: 小林繁子 氏
タイトル:「嘆願状に見る魔女迫害―ライン三選帝侯領比較分析のための予備的考察」

参考文献:
・POHL, Herbert: Hexenglaube und Hexenverfolgung im Kurf?rstentum Mainz. Ein B eitrag zur Hexenfrage im 16. und beginnenden 17. Jahrhundert (Geschichtliche L andeskunde 32), 2. überarb. u. erw. Aufl. Stuttgart 1998.
・佐久間弘展「ドイツ中近世史におけるポリツァイ研究の新動向」(『比較都市史研究
』25(1)2005年)
・上山安敏・牟田和男編『魔女狩りと悪魔学』(人文書院、1997年)
・小林繁子「トリーア選帝侯領における魔女迫害-委員会を中心に-」(『史学雑誌』
117(3)2008年)

歴研究会ヨーロッパ中世史・近世史合同部会
世話役:阿部ひろみ・梶原洋一・高津秀之・花房秀一・村上司樹 (50音順)

5. Sujet de recherche (研究テーマ)

私の研究テーマです。

分野
西洋中世教育史、宗教社会史

研究課題
「15世紀ドミニコ会における大学学位の意義」

研究のキーワード(五十音順)
学位、厳修派、教皇、神学部、大学、托鉢修道会、ドミニコ会

研究の対象となる時代
13世紀~16世紀初め。ただし中心は14世紀後半~15世紀。

研究の対象となる地域
南フランスおよび北・中部イタリア

研究課題の要旨

西洋において大学神学部が急増した15世紀に、ドミニコ会と神学学位の関係がどのように変化したのかを、制度・経済・思想の三つの視点から解明する。

①制度的側面

 15世紀ドミニコ会が打ち出した学位取得制限政策の展開を追うことで、学位を巡る修道会中央と地方管区の意見対立や、学位取得拠点と純粋な内部教育拠点の住み分けといった、学位問題を通じての修道会学校組織の再編成過程を明らかにする。

②経済的側面

 学位が持つ経済的な意義に注目し、学位保持者が修道会内外で享受した経済的・物質的特権の変遷を解明することで、制度的視点と思想的視点の接続を図る。

③思想史的側面

 清貧理想の強化を志向したドミニコ会厳修派改革運動の、学位に対する態度に焦点を絞る。すなわち、修道会内部に極端な格差を作り出し、その取得の過程において修道士と世俗権力の不適切な癒着をしばしば引き起こす学位というものに関し、改革派修道士たち及びその反対者がいかなる言説を紡いだかを、彼らの著作から分析し、制度的・経済的前提と思想的展開との相互関係を明らかにする。

 以上の目的のため、ドミニコ会に関し、制度的・経済的史料として修道会総会記録、地方管区会議記録、総長書簡などを、さらに思想的史料として説教・討論・年代記など修道士の著作を分析する。

4. Enseignement (教歴)

私の教歴です。

2009年4月~2010年3月
◇神奈川県立横浜国際高校・非常勤講師(科目:フランス語) 週3コマ

3. Yoh-Kaji, qu'est-ce qu'il a fait? (研究業績)

私の研究業績です。

学位論文

◇卒業論文(東京大学教養学部地域文化研究学科フランス地域専攻。2005年)
  « Les évolutions de la lecture au 12ème siècle » 
  (フランス語。訳題「12世紀における読書の変遷」)

◇修士論文(東京大学大学院人文社会系研究科西洋史学専攻。2007年)
  「中世後期における大学神学部の新設とドミニコ修道会の学校組織―モンペリエを中心に―」

学会発表

◇史学会大会・個別研究報告「14世紀後半トゥルーズ大学神学部における托鉢修道会と地元聖職者」 (於東京大学、2009年11月8日)

◇西洋中世学会若手交流セミナー・ポスター報告「15世紀ドミニコ会における学位取得規制」 (於京都女子大学、2009年10月11日)

◇フランス史研究会口頭報告「15世紀ドミニコ会における学位取得規制―南フランスを中心に」(於お茶の水女子大学、2009年7月11日)

◇歴史学研究会ヨーロッパ中近世史部会・口頭報告「中世後期南フランスにおける大学神学部と托鉢修道会」(於早稲田大学、2008年12月21日)

その他の著作物

◇「若手による『西洋中世学会若手セミナー』報告記」『西洋中世研究』1号(2009年) 、170-173頁

◇「ヨーロッパ中近世部会報告要旨『中世後期南フランスにおける大学神学部と托鉢修道会」『歴史学研究月報』592号(2009年4月)、3-4頁

◇「(新刊紹介)戸田聡著『キリスト教修道制の成立』(創文社、2008年)」『史学雑誌』118-1号(2009年)、147-148頁

アウトリーチ活動

◇市民向け講演(市民サークル「西洋史クラブ」一月勉強会、於新宿区三栄町生涯学習会館、2010年1月31日)「中世における教育と社会――主に大学をめぐって(13~15世紀)」

2. Yoh-Kaji, qui est-ce? (プロフィール)

私の略歴です。

氏名

梶原洋一 / Yoichi KAJIWARA

所属先

東京大学大学院・人文社会系研究科・西洋史学専攻

略歴

1983/12 神奈川県横浜市に生まれる 
1999/4  神奈川県立横浜翠嵐高等学校 入学
2002/3  同 卒業
2002/4 東京大学教養学部 入学
2004/4 東京大学教養学部・地域文化研究学科・フランス地域専攻 進学
2006/3  同 卒業
2006/4  東京大学大学院人文社会系研究科西洋史学専攻修士課程 入学(指導教員:高山博教授)
2008/3  同 修了
2008/4  同専攻博士課程 進学(指導教員:高山博教授)

現在に至る

所属学会(五十音順)

◇史学会
◇西洋中世学会
◇地中海学会

1.ごあいさつ

ようこそ!

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